(症状克服のためのチェックポイント)

1.どういう状態ですか。

強迫神経症は強迫性障害とも呼ばれますが、トップページでも書かせていただいたように、色々な症状があります。
縁起恐怖や高所恐怖症、潔癖症、先端恐怖症、不完全恐怖といった症状が良く見られますが、この症状に共通するのは、何か1つの観念にとらわれ、常にこれが気になってしまい予期恐怖を感じている状態だと言って良いと思います。
つまり、これが1つのチェックポイントになると言って良いと思います。
赤面症多汗症といった社会恐怖の症状も強迫神経症の一種だと言えますが、このサイトでは分けさせて頂きました。
不完全恐怖の場合は、出掛ける時にガスの元栓や玄関の鍵をちゃんと閉めたかどうかが気になり、何度も引き返して確認してしまうといったパターンになりやすいものです。
また、手が汚れているように感じてしまい何回も手洗いを繰り返してしまうという潔癖症も良く見られる症状になります。
また、このように症状に引きずられて繰り返し取ってしまう行動を強迫行為と言っていますが、これも強迫神経症の場合の特長だと言って良いと思います。


2.何が原因ですか。

強迫神経症に悩むような神経質性格の人は、もともと非常に完全欲が強いものなのです。
つまり、何事も100%完全でないと気が済まないという面が強いものなのです。
しかし、100%完全というのは現実にはあり得ないことなのです。
ですから、100%完全を求めてしまうと常に不安や不満を感じることになってしまうのです。
そして、いくら行動しても気が済まないということになりやすいものなのです。
そして、このために自分が重要だと感じている事柄に対して過剰な行動を取るようになってしまうものなのです。
例えば、潔癖症に悩む人は自分の体が汚れることを非常に重要なことだと考えているために手や体を何度も洗ってしまうということになるのです。
このように100%完全を求める完全欲の「とらわれ」が強迫神経症の原因だと考えて良いと思います。
そして、これも1つのチェックポイントになることだと思います。
つまり、脳とか体の異常が原因ではなく「とらわれ」という心の置き所が原因だと言えるのです。


3.どう対応したら良いのですか。

今、上にも書きましたが、強迫神経症の原因は脳や体の異常ではなく完全欲に対する「とらわれ」ですから、この「とらわれ」を改善していくことが大切になってくると言えるのです。
今は強迫神経症の場合でも精神科や心療内科の病院に行くと薬物療法で治療されることが多いですが、これでは根本的な克服には結びつかないと思います。
つまり、薬物療法の場合は不安や「とらわれ」に対する感覚を麻痺させ、これを感じにくくするだけであり、表面的に症状を治療するだけに過ぎないのです。
ですから、この方向の治療では一生、薬を飲み続けなければならないということになってしまうと思います。
実際に、今は10年以上も薬を飲み続けている人が増えていると思います。
しかし、症状に悩み辛い思いをしながらも何とか日常生活を送ることが出来ている人であれば、森田療法の学習をしていく中で完全欲に対する「とらわれ」が和らいでくれば、薬による治療を受けなくても充分、症状を克服していけるものなのです。
ですから、強迫神経症の場合は薬による治療よりも森田療法の考え方に沿って行動の仕方を変えるようにしていく方が根本的な克服に結びつくと思います。

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※ なお、強迫神経症の症状についての、さらに詳しい克服方法については下記のHPをご覧ください。

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(森田療法、神経症専門)
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