(原因と症状克服のためのチェックポイント)

1.どういう状態ですか。

慢性疲労症候群と言われているのは慢性的に疲労感を感じる状態、つまり、倦怠感や疲労感を何時も感じている症状を言います。
自律神経失調症の場合は、頭痛や肩凝りといった症状も含まれますが、この中の疲労感や倦怠感、やる気のなさといった症状が特に強く見られる状態が慢性疲労症候群だと言っても良いのではないかと思います。
また、更年期障害や、うつ病、うつ状態と診断されている人の中にも、実は、この慢性疲労症候群の場合が多く含まれているのではないかと思います。
しかし、病院の外来で診断してもらっても、神経症や慢性疲労症候群に詳しい専門医の先生でないと、なかなか正しい診断や治療が行えないのではないかと思います。
また、最近はどこの病院でも薬の処方による薬物療法が治療法の主体になっていますから、倦怠感や疲労感を訴えても、更年期障害やうつ病、うつ状態と診断され、抗うつ剤などの薬を処方されることが多いのではないかと思います。
また、中には、病院で治療してもらっても良くならないということで漢方薬局などで診てもらって漢方薬で対応している人も良いのではないかと思います。
そして、何年にも渡って薬を飲み続けている人も多いのではないかと思います。
しかし、こういうパターンになっている人は慢性疲労症候群の可能性が高くなると思います。
ですから、ここに慢性疲労症候群かどうかを見極める1つのチェックポイントがあると言って良いと思います。

2.何が原因ですか。

慢性疲労症候群も社会恐怖パニック障害と同様に神経症から来る症状ですから、基本的には他の神経症の場合と同じ原因になります。
つまり、倦怠感や疲労感など、誰にでも時には起きて当然の症状を異常なことだと考え、狼狽え排除してしまうために、逆に、ここに「とらわれ」が起こり、倦怠感や疲労感といった症状をますます強くしてしまうものなのです。
つまり、本来、誰でも時には感じる、倦怠感や疲労感などを異常なことだと受け止め、これを自分の意志の力で無くそうとしてしまうところに原因があると言えるのです。
森田療法では、これを「気分本位」の「はからい」の行動と言っていますが、こういう誤った方向の行動を積み重ねてしまうことで、慢性疲労症候群の症状が起こってくるものなのです。
慢性疲労症候群に悩み病院にかかっている人は多く、ブログなども色々あると思いますので、こういうものを見てみるのも症状や原因を知る上で1つの情報になると思います。

3.どう対応したら良いのですか。

風邪とか純粋に体の異常から来る体調の悪さの場合には無理をせずに薬をきちんと飲むようにしていくことが大切なのですが、慢性疲労症候群から来る倦怠感や疲労感の場合には、これとは正反対の対応が必要になってくるのです。
つまり、倦怠感や疲労感はそのままに目的本位など森田療法の考え方に沿って、目の前の「なすべきこと」をこなしていくことが大切になってくるのです。
こうしていく中で誤った認識が正され倦怠感や疲労感に対する「とらわれ」が薄れてくると、慢性疲労症候群の症状が改善してくるものなのです。
ですから、ここに慢性疲労症候群の症状克服のためのチェックポイントがあると言って良いと思います。
しかし、今は倦怠感や疲労感といった体調の悪さのために病院の外来に行ったりすると、色々な検査をされ、この結果、特に異常が見られない場合でも抗うつ薬といった薬による治療をされる場合が多いのではないかと思います。
しかし、さっきも書きましたが、慢性疲労症候群の場合は、この方向では何年にも渡って薬を飲み続けなければならなくなってしまうものなのです。
ですから、自分の症状が慢性疲労症候群かどうかを、きちんと見極めるようにしていくことが大切だと思います。

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<参考ページ>
1)慢性疲労症候群(症状、克服法)
2)自律神経失調症(薬なしの改善、解消方法)

※ なお、慢性疲労症候群の症状についての、さらに詳しい克服方法については下記のHPをご覧ください。

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(森田療法、神経症専門)
MT心理カウンセリングルーム
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