(症状克服のためのチェックポイント)

1.どういう状態ですか。

慢性的な頭痛や肩こり、倦怠感など、常に体調の悪さが気になるというのが自律神経失調症の症状の特徴になります。
なお、自立神経失調症や自律神経症と呼ばれることも多いと思います。
最近よく言われる慢性疲労症候群(CFS)も自律神経失調症と同じ事だと考えて良いのではないかと思います。
また、吐き気がしたり胃腸の調子が悪いと感じる過敏性腸症候群(IBS)と言われている症状も自律神経失調症と、かなりの部分で重なっている症状だと思います。
体調の悪さを感じ検査や治療のために病院にかかる人の中で2〜3割の人はは自律神経失調症だというデータもあったように思います。
つまり、いくら検査をしても原因がハッキリ分からないとか、いくら薬を飲んでもあまり症状が変わらないという人の場合には自律神経失調症の可能性が高くなると思います。
ですから、こういう傾向が見られるかどうかが自律神経失調症かどうかの1つのチェックポイントになると思います。

2.何が原因ですか。

自律神経失調症も社会恐怖パニック障害と同様に神経症から来る症状ですから、基本的には他の神経症の場合と同じ原因になります。
つまり、頭痛や倦怠感など、誰にでも時には起きて当然の症状を異常なことだと考え排除してしまうために、逆に、ここに「とらわれ」が起こり症状をますます強くしてしまうものなのです。
そして、この繰り返しの中で自律神経失調症の症状が起こってくると考えて良いと思います。
つまり、ちょっとした頭痛や倦怠感などの体調の悪さを重大なことだと考え、自分の意志の力で変えようとしてしまうところに問題があると言えるのです。
つまり、たまたま、何かの加減で頭痛や倦怠感を感じた時に、これは大変だと考え、病院に行ったり、市販の頭痛薬や漢方薬といったものを飲んだりすることを繰り返すことで、頭痛や倦怠感に対する「とらわれ」を強くしてしまうものなのです。

3.どう対応したら良いのですか。

風邪とか純粋に体の異常から来る体調の悪さの場合には無理をせずに薬をきちんと飲むようにしていくことが大切なのですが、自律神経失調症から来る体調の悪さの場合には、これとは正反対の対応が必要になってくるのです。
つまり、体調の悪さはそのままに目的本位など森田療法の考え方に沿って、頑張るようにしていくことが大切になってくるのです。
こうしていく中で体調の悪さに対する「とらわれ」が薄れてくると、この結果として、自律神経失調症の症状が改善してくるものなのです。
また、ここに自律神経失調症克服のためのチェックポイントがあると言って良いと思います。
つまり、自律神経失調症の場合は、いくら薬や漢方を飲んだり、整体や鍼灸といったことをしても、これではかえって体調の悪さに対する「とらわれ」を強くすることになってしまい症状は良くならないものなのです。

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※ なお、自律神経失調症の症状についての、さらに詳しい克服方法については下記のHPをご覧ください。

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(森田療法、神経症専門)
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